全員が考え行動する会社を作るために
以前から進めていた社内全体での改善会議を、今回は趣向を変えて行ってみました。
社長や工場長のトップダウンな工場が多いなか、弊社では全員が考え行動する会社を目指し、実行しています。
社員が20人もいれば意見を言える人言えない人、声が大きい人そうでない人、論理的な人感覚的な人、様々です。その中で全員の意見をまとめて会社という一つの枠に収めていくのは容易ではありません。
そこで今回は外部の先生を呼び、ブレインストーミングという手法を用いてみんなの意見を引き出しました。
ブレインストーミングは有名な手法なので、ご存じの方も多いと思いますが、いざ司会進行をしようと思うとなかなか難しいものです。外部の先生を呼ぶことにより、進行がスムーズになり、社員のみんなもフラットな気持ちで臨むことができます。
進め方としては、改善内容などを書いた付箋を模造紙にひたすら貼っていき、その後全員で協議しながら項目として確立していく、というものです。今回20人の社員から上がった改善課題は個人的なものから会社全体の大きい課題まで多岐にわたり、実に200項目にもなりました!中には内容のかぶっているものもありましたが、「複数の人が共通の課題だと認識している=重要課題」ということがわかる貴重なデータです。
項目が出きった後は、担当者やスケジュールなどを決める会議ののち、各々時間を見つけて活動に励み、定期的なミーティングで進行状況の発表をする。という流れです。
社員全員、たくさんの付箋を貼ってくれた一方、会議となると急に静かになってしまう傾向がありました。常日頃から考えて意見を発信してくれている人は変わらず会議の中心に立ち、そうでない人もまた然り…。次回の課題です。総評としては今一つといったところでしたが、まず第一歩を踏み出し、全体の発信力の底上げができたのではないかと思います。あとはいかにしっかりと計画的に改善を進めていけるか、協力し合っていけるか、というところが課題となります。
今後ともより良い会社を目指し頑張ります!